今後の営業について【追記】 / 2020.4.4
 
 
いつもありがとうございます。トオクの店主の室根です。
新型コロナウイルスが世界的に猛威を奮っています。約1ヶ月前の3月6日の時点では、世界的にはコロナウイルスの感染者数はピークアウトしたとの報道がありましたが、その後も増え続け、日本の感染者数も増え続ける一方です。日本政府は感染爆発の瀬戸際のギリギリのところで持ち堪えているという表現を使っていますが、ずるずるといつまで経っても瀬戸際が続く事態に精神的に疲弊してくるひとも少なくないと思います。
 
一昨日、当店のある長野県駒ヶ根市でも今後のイベント開催における対応方針のアナウンスがありました。結果から言うと「感染状況が確認されていない地域では、感染拡大のリスクが低い活動から実施」可能との見解です。今の段階では駒ヶ根市は感染者が出ていないということもこの方針を後押ししているのでしょう。希望と絶望を天秤にかければ、人は希望に思いを託してしまいがちですが、様々な報道や、県内の感染者数の増加などを見れば、実感としては1ヶ月前よりも事態は悪くなっている印象です。こういう状況下では、勇気を持つ方向を容易に希望に委ねてはいけないはずです。
 
報道であるような「3密」を避けるのと、過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬をした方や具合の悪い方に来店を控えていただくこと、店内の手が触れる場所などを定期的にアルコールや次亜塩素酸水で拭き取りを行うこと、入場制限をして不特定多数の人が集まらないようにすること、店として可能な限り対策はしますが、はたしてこういった状況下で来店されたお客様が作家の作品や、その世界観を存分に満喫していただけるのかといった疑問もあります。店をはじめて約1年9ヶ月、ありがたいことに最近は企画展を開催すると来店者数に少しずつ手応えを感じてきているところでした。そうであればあるほど、不特定多数の人が出入りする企画展を開催することで、知らず知らずのうちに感染させてしまっているのではないかという不安は拭えません。考えはじめたらキリはありませんが、まだそういう事態なのだと思います。
 
以上のことを踏まえ、当面の営業に関しては以下の通り定めました。
ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
 
トオク 室根英之
 
 

・通常営業
毎週末の土・日は通常通り11:00〜18:00で営業いたします。
(19日までは毎週木・金も営業いたします)
こまめに店内の換気を行います。
店内の手が触れる場所などを定期的にアルコールや次亜塩素酸水で拭き取りを行います。
※ 過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬をした方、咳や喉の痛みのある方はご来店をお控えください。また海外や国内感染拡大警戒地域から戻られて2週間以内の方のご来店はお控えください。

 

・2020年3月〜6月まで当店で開催予定であった企画展はすべて中止いたします。
(7月以降につきましては、状況を見て判断いたします)
※展示会は中止になりましたが、一部作家さんの作品はオンラインストアからご購入できるよう準備しております。準備が整い次第SNSでご報告いたします。

 
 


今後の営業について / 2020.3.6
 
 
いつもありがとうございます。トオクの店主の室根です。
 
新型コロナウィルスをめぐっては、全国各地でクラスターが確認されています。ただ、それも氷山の一角であり、したがって国内感染者も自治体から上がっている報告の数倍以上という見方もあるようです。3月6日時点の現在、世界的にはコロナウィルスの患者数はピークアウトしたというニュースも出ていますが、日本国内でまだそれを実感として受け入れる段階にはきていないように思えます。
 
1週間前に政府が小中学校・高校に臨時休校を要請した頃から、合同企業説明会の中止や企業の入社式も取りやめ、来シーズン向けの展示会なども延期や中止が続々と決まり、SNSのタイムラインに流れてくる情報もどこか心が落ち着かない、不安感に覆われています。
トオクのある長野県駒ヶ根市では市のホームページでマスクの買い占めをしないよう呼びかけていますが、マスクは今も品切れ状態、そしてトイレットペーパーまでもが店の棚から消えて、コロナウィルスだけでなく、人に対してなんとも言えない、ざらっとした感情…この感情、3.11の震災直後の混乱にあった似たようなもの、を抱いたのは僕だけではないと思います。
 
当店の前の通りは東京方面と名古屋、関西方面から来る高速バスが走っているのですが、2階の窓から目の前を通り過ぎる高速バスの中をのぞくと空席ばかりで、明らかに旅行者も、また仕事で行き来していた人の流れも減ってきていると実感します。
駒ヶ根の商店街には、店舗は構えてはいるものの収入のほとんどを外商で得ているところも多いので、商店街自体の静けさはいつものことではありますが、それでも日々、店での収入で回している個人のカフェや雑貨店には、この自粛ムードは厳しい状況です。
 
この状況下で店を営業すること、企画展などを開催することに対する風当たりはありますが、かといって「感染の恐れがなくなってから…」なんて表現はことばだけのもので、なんの信憑性がないことも僕らは薄々気付いている。自然界の未知のものに対して人間はいかに非力かということを痛感している。そしてその事実と同じように僕らの生活は続いてゆくということも身に染みてわかっています。
 
3月に東京と愛知で予定していた靴の受注会は取りやめることになりました。時期を改めて開催できるようまた準備してゆきます。
そして駒ヶ根の実店舗での営業に関しては下記の通り営業を継続することにしました。
 

・通常営業
毎週末の土・日は当面通常通り営業いたします。
(発熱や咳などの症状がある方、体調に不安のある方はご来店をお控えください)

 

・ミシマ社フェアの開催
3月14日(土)〜4月19日(日)の約1ヶ月間、ミシマ社さんのブックフェアを開催します。
営業日時は上記期間中の毎週木曜日〜日曜日の11:00-18:00です。
※当店での企画展は会期が1週間から2週間のものが多いですが、今回は1ヶ月と長めに設定することでお客様が集中することを少しでも避けられたらと考えています。
※また営業中は、定期的に店内の換気やアルコールテッシュによる除菌を行います。
※会期中はオンラインストアからも本や雑貨を購入できるように整えてゆきますのでそちらもご利用くださいませ。

 

・3月以降のこと
上記判断は現段階のことであって、今後の事態の変化にあわせて、その都度判断してゆきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 
こういう状況下でこそ、少し落ち着いて、立ち戻れる場所としての本の価値というものがあると信じています。気持ちの落ち着かない日々を過ごす人たちのもとへ、誰かによって丁寧に紡がれた言葉たちが届き、日々の生活にそっと寄り添う灯りとなれば幸いです。
 
 
トオク 室根英之