2018.9.12

日本人初の

 

 
実家に帰ったときに台所のテーブルに広げられた新聞に視線を落とすと「日本人初の...」の文字が目に入る。テニスの大きな国際大会で日本人の選手が初めて優勝をしたそう。今シーズンは
 
 

2018.8.23

約1ヶ月

 

 
SNSの登場もあってか、気に入っているお店の店主のブログがいくつも更新されなくなった。みなさんtwitterやfacebookでちょこちょこつぶやく程度か、instagramに商品の入荷情報をアップするくらいになってしまって、ブログは更新されても各SNSの投稿を自動反映させただけのまとめサイトになっているのも見かける。夜の深い時間に事務作業の手を止めて、気分転換にブログをはしごするのを楽しみにしていたので、読みものとしてのブログが減ってしまって、とても寂しい。誰か何かおすすめのブログありませんか。
 
先月末にアトリエショップをオープンしてから今週末で約1ヶ月。あっという間に過ぎてしまった。オープン初日から日誌をつけているけれど週末3日間だけの営業ということもあって、ページ数にすると5頁ちょっとしかない。厚さにして0.3mmくらい。このペースだと1年は約3.6mm、5mmにも満たない...のか。
 
最近、作業中に流しているのは『Private / Public』(高木正勝, 2007)。気配のようなもの。例えば車で山の深い方へ入って行くときに開けた窓から流れ込んでくるあの感じ。空気の質が変わって肌に直に浸透してくるようなもの。圧。儀式のような、祈りのような、自分の心の置き場所がわかるもの。アルバムの頭から聴いていって、最初は耳が曲を捉えているけれど、どこからかその意識もなくなって(かなりの頻度で「Any」を聞く時点でハッと我に帰る)気づくと3時間ほど経っている。リピート機能を使ってないから、最初の1時間ちょっとで音楽は止まっていて、2時間は無音のまま作業に没頭していることになる。これを1日2セットとか、3セット繰り返す。そのせいか最後の方の曲は全然記憶にない。
 
明後日、新しい免許を取りに行く予定。近所の警察署で免許の更新手続きをしたら、免許に使われる写真がまさかのコンパクトカメラでの撮影で、しかも受付のおばちゃんの手持ち撮影だった。3脚は付いていたけれど、僕の背が高かったせいか、そして3脚の調整の仕方がわからなかったのか、カメラを構えるおばちゃん、3脚の脚が床から離れ、宙に浮いていた。完成した写真は気持ち下からあおられている。花じゃないんだから。
 
 

2018.7.29

息子3歳

 

 
先日、外壁と内壁の間で鳴いていた小鳥たちは、 無事巣立ったようで 急に静かになったので、 あの騒がしかったときが もうすでに懐かしいです。

3歳になる息子は、 ここ最近急にいろんなことができるようになって、 その度に親としてはうれしさがありますが、 できていなかったときのことを しみじみと懐かしく思うときが いつかくるんでしょうね。

その日の息子にとってのできごとは、 過去の何か予兆のようなものとつながっていて、 今日の息子の体験も 未来の息子の何かにつながっている。 そう思うと なかなか広げたおもちゃの片付けができなかったり、 パンツを履くのを嫌がったり、 ご飯を食べないと言ってきかなかったり... ふだん生活していると 目先のものごとにとらわれて なにか1人の大人と接するように 怒ってしまったり、 注意してしまうこともありますが、 そこはまだ3歳児。 僕ら大人が思っている以上に 3歳の世界はごちゃ混ぜで いろんなことが溢れていて、 本人でも訳が分からないこともあるんでしょうね。 きっとそういう中から 息子はひとつずつの体験を拾い上げて
箸を使えるようになったり、 歯磨きができるようになったり、 見よう見まねでウクレレを弾き始めたり… できるようになってゆく。 成長ってすごいなぁと思います。 息子の今という時間を 気長に見守ってゆきたいものです。

お店づくりも1日にして成らず。 まだまだいろいろなものが揃っていませんが (こんな大人ですら!) 気長にお付き合いください。 今日もオープンします。
 
 

2018.7.27

トオクオープン

 

 
2018年7月27日(金)長野県駒ヶ根市に「トオク」がオープンしました。
営業日は週末の金、土、日の3日間、11:00〜18:00です。(月〜木は事前にご予約いただければオープンできます)

革靴とクラフトとプロダクト、ときどきアートを扱う店です。これまで自身が靴をつくり販売する過程で、出会った人たちとのご縁がたくさん詰まった店になりそうです。そしてまたこの店をきっかけにして新しいご縁があることも期待しています。
 
アトリエショップの一角は、オリジナル靴ブランド「SAYŪ」(サユー)の製作スペースです。革を大きく広げて見たり、ソールの種類を選んでいただいたり、靴ができる現場をご覧頂きながらご注文できます。靴は毎日の足もとを支えるアイテムなので、安心できる素材とわかりやすい製法(修理しやすい)でつくることを心がけています。
残りのスペースは常設でクラフト作家さんの作品販売や、1週間〜2週間単位での企画展などを開催する予定です。

先週と今週、今週と来週をつなぐ週末の3日間が、流れゆく生活の句読点として、ときにホッと一息ついたり、ときにワクワクするアクセントとなるような、そんな場所にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 
 
 

2018.4.24

移転後の店舗のこと

 

写真はまだ空っぽの新店舗
 
 
写真は新店舗になる物件。
まだ内装もしていなく、什器なども入っていない、がらんとした空間。
先週は長野へ帰り、新店舗になる物件の中を見てきて、改めて自分達がやりたいことがどんなことなのか、妻と話し合っていました。

僕の理想はつくり続けてゆく店で、いつもどこか手直しをしていて、完成に向かって途中の段階にあること。僕らのつくる靴が、よりよいものになるように小さく改良をし続けているから、その靴を置く空間自体も常に終わりなく、つくり続けてゆきたい。
そういった完成へ向けて変わってゆく過程も含めてお客さんに見てもらうことは、知らない間に完璧にできあがった空間よりもお客さんの感情が入り込むスキというか、穏やかさに似たものがあると思う。
それに自分達自身で苦労してつくりあげた空間に立つというのはそれだけで気持ちが違うし、それが店の空気感になる。

これから天井を塗ったり、什器をつくったりするけれど、すでに「手伝うよー」と言ってくれるひとがいたり、まだ空間ができていないのに、展示会の話を提案してもらえたり、おそらくこれからたくさんのひとの手を借りながらつくってゆくんだろうな。時間はかかるけれど、関わったひとたちの思いが育まれてゆくようなそんな空間になればうれしい。

ちなみに店の名前は「トオク」、カタカナで「トオク」です。


 
 

2018.4.18

田舎にて

 

トラクターを一心に見つめる息子
 
 
夕焼けの中に佇む視線
気配のようなもの
僕の心の中の景色なのか
それとも彼自身そのものなのか
しばし沈吟する夕べ
 
 
 


2018.3.11

ビンゴ

 
製作期間約4ヶ月、お疲れ様でした。
 
 
終日、靴づくり教室と製作。生徒さんの6足目が仕上がりました。イエローのウィングチップのブーツ。いいですね、このオーソドックスでトラッドな感じ。靴の完成にあわせて着てきた靴のイラストTシャツ。ご自身がつくった靴の種類で、縦の列と右上から左下にかけての斜めの列、合計2列がビンゴになったようです。ビンゴの列はマッキーで塗りつぶそう!と言ったら断られましたが…。ビンゴしてうれしそうでした。うちもこういうTシャツつくろうかな。靴教室はビンゴするまで辞められません!みたいな。
 
 

半袖はまだ寒いだろうに「ビンゴになりました!」と喜ぶ生徒さん
 

さて、昨日は妻が今度移転する駒ヶ根市の移住セミナーに参加してきました。息子が眠くてぐずって大変だったようでしが、個別面談では親身になって相談にのってもらえ、色々な情報を頂けてよかったようです。ありがとうございました。最近、妻が興味を持ち始めていた「地域おこし協力隊」の話なども少し聞けたらしく、妻の中でだんだんとイメージも膨らんでいるようです。もともと編集の仕事をしていたり、ひととひとをつなぐような仕事をしたいと思っていた妻にとっては、こういうかたちで地域社会に参加できる仕組みは興味がわくことなのかもしれません。今はまだ子育てやこれから駒ヶ根ではじめる店のことがあるのでわかりませんが、どんなかたちであれ地域と関わってゆくことはできるでしょうね。


 
 


2018.1.28

移転先

 

稜線は見ていて飽きない
 
 
去年の秋頃、移転先の物件が決まりました。場所は長野県駒ヶ根市。長野県南部、伊那谷のほぼ中央に位置し、中央アルプスと南アルプスを望む。登山や温泉の観光客も多く、東京方面からだと車で約3時間、名古屋方面からだと約2時間半の場所です。
物件はJR飯田線の駒ヶ根駅から徒歩5分のところにある雑居ビルの2階。当初は路面店を考えていたのですが、ご縁あってご紹介いただいたのがこの物件で、内見に行くと、3面ある窓からはよく陽が入り、窓を開け放つといい風が吹き抜け、その瞬間、あぁ、ここでやるんだなぁ...と思ってしまった。そのときには2階は集客が難しいとか、最初に足を踏み入れるハードルが高くなるというようなことは全部吹っ飛んでいて、それっていうのは店の形態によるところが大きいことだし、2階だから向いているお店もあるし(秘密基地を探すようにドキドキしながら階段を上がってゆく感じとか、階段の先に広がる空間の見せ方とか)、そもそもそれをやってきたのが東京での6年間(東京のアトリエショップも2階)だったと考えれば全ては準備だったとも思える。このスーパーポジティブな後付けの発想によってこの物件に決めたのでした。
これまで洗足でやっている店のことは“アトリエショップ”といってきました。そこに込めた思いは、こんなに毎日身につけて使っていて、ときには身体にまで影響を与えることのある靴に対して、多くの人がよく知らないままにデザインや流行だけで選んで、どこか自身の足に合っていない小さな不満を抱えつつ、また次の一足を買ってゆく...そういう消費の循環を一旦立ち止まって考えてみようという試みがありました。そのためには靴をつくる過程をオープンにしてゆくことが必要のように思えました。アトリエショップのドアを開けて入ってきたときにわかる革の匂いとか、棚に並べられた製作途中の靴やお客様の足の数値に合わせて修正されている靴型、その中で足を細かく計測して自身の足のことを知りながら、一枚一枚革を広げて選んだり、靴のデザインを一緒に考えたり、わからないことがあればわかるまで質問して、つくる側はそれに可能な限り答えてゆく...こういう靴を買う経験が小さな変化となって、これまでより心地よく靴を履いてでかけることにつながればいいと願っていました。これだけ色々な技術が向上し機械化が当たり前の靴づくりの現場で、手づくり靴の意義をそこに置いて取り組んできました。それが僕らの“アトリエショップ”でした。
駒ヶ根でやる店もこの延長線上にあるアトリエショップです。広さは80平米。今のアトリエショップの約3倍の広さ。この広さに何を詰め込もうか。